DreamWeaverにおいて、いまやライブラリは不要ではないかと

DreamWeaver MX 2004(Mac版)はかなりマズいでしょうでねちねちやってますが、なんだかんだ言って日頃の作業はどっぷりDW依存であります。で、サイトを作るときのパターンというのも大分自分の中では固まってきているんですが、軸となるのはDWのテンプレートとライブラリによるCMS(といっていいのかな)。

……と思っていたのですが、管理するファイルが100のケタを越えると、どっちも正直、使い物にならない、というのが正直なところ。DWが解釈するコメントタグの部分をすべてのファイルにわたって書き換える訳で、単純に待ち時間としても1000ファイルの修正は不可能だし、集団で運用しているとチェックアウトしっぱなしのファイルが残ったり、さらに最悪なのは他の共同作業者が修正した部分は、自分がライブラリ/テンプレートの修正/更新をかける際にこちらには通知されない、という点。

つまり、他の人がファイル修正する→アップロード→ワタシがライブラリ修正する→該当ファイルを更新(→ま、当然アップロード)。「更新」のところで、本来ならば当然サーバに接続して、現状のファイルを引っ張ってから更新するべきなのに、なぜかDWはソレをしない。で、最初の「他の人」のファイル修正は全部パー。これに何度泣かされたことか。相互に人間不信になる最悪のシステムであります。あ、あと、せっかくテンプレート更新したのに他の人が自分の手元にあるファイルをコピーしてから新規ファイルを作るもんだから、いつまでたってもその人の更新ではテンプレートの更新が反映されないとか。(いやさ、もちろん作業開始前にフル同期かければいいんですが、それはそれでチェックアウト問題とか勝手にいじられているとか単純に時間かかり杉とか、そういうもろもろでやりきれないのです)

というわけで、可能な限りのパーツをSSI化している最中なんですが、そうやっていくと、テンプレートはともかく、ライブラリはホントに不要なのではないか?と最近思うわけです。
SSIが使えない環境であったとしても、現状ワタシが使っているパーツはすべてテンプレートに入れ込めるし、さらにMXあたりから加わったテンプレートのネストを使えば、あるコーナーだけで使う「共通部分」もテンプレートに入れ込めるわけで。

もう少し噛み砕くと、
【よくあるパターン】
●ページのフッタの「コピーライト」表示をライブラリ化しましょう
→そんなものはテンプレートに書いておけばヨロスイ
【ちょっと高度なパターン】
●あるコーナーのローカルナビゲーションをライブラリ化しましょう
→main.dwtを作り、そこからcorner1.dwtをネストで作成。main.dwt時代に作った編集可能領域「body」内にローカルナビゲーションパーツを置き、新規編集可能領域「contents」を作る
……とやれば、ライブラリは不要ですね。そもそも、あるサイトのルック&フィールを統一するのであれば、場当たり的な処理になりがちなライブラリに頼らず、テンプレートをしっかりと作り込むのが正道では、などと思う訳です。

そこら辺のトコロ、どうなんでしょう>DW使いの諸兄

[2004-08-27追記]
うむ。間違っていた鴨。表現したいものの方向によってはライブラリも有効ですな。たとえば5色のバックグラウンドカラーでコーナーの違いを表現するサイトがあったとしたら、5つのテンプレにヘッダ・フッタのライブラリを埋めていくのが最も効率的、とか。うみゅー。

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