Spam! Spam! Spam! ってうるさいなあ。-2

SpamAssassinを導入していろいろ苦闘してみたんですが、どうもねえ……。肝心のスパム撃墜率が3割程度と、光子力研究所のバリア並みの頼りなさ。

で、ちまたで話題のPOPFileをついに導入。いや、とっくに知ってはいたんですけど、
●クライアントサイド向け
●串タイプなんでMUA選ばず
●「教育」が簡単
●Winだとインスト一発
みたいな喧伝のされかたじゃないですか。そうすると、
●MTAに近いトコロで動いてほしい
●自動学習はクライアントからコントロール可能
という、ワタシの要望とはズレているような気がしていたんですね。そもそもの目的は(複数ユーザの)複数アカウント対策、だったし。

しかし、ここまでSpamAssassin様がアホちんだと、とりあえずちゃんと動くフィルタをまずは導入でしょう、ということでしばらく狙いつつ、いわゆるフツーの使い方でないんでどう設定したものか……と思いあぐねていたのですが、結局ポート番号をなんとかすればなんとかなる!との天啓を受け、こんな感じに。
●メール鯖はdorokにあるまんま(当たり前か)
●POPFileもdorokに入れて動かす
●POPFileがメールクライアントに対して開けるポートを110以外に
●メールクライアントの設定を127.0.0.1接続ではなくdorokを見るように、それなりに変更
具体的な手順では実は結構難儀したのですが、最終的には「Vine2.6にPOPFileをインストール」のお世話になり、無事インストール完了。要はperlのバージョン古すぎ、つーことなんですが、自分なりに簡単に書いておくと、
ActivePerl5.8.0のrpm入手→インスト
ここいらから、Text::KakasiとBerkeleyDB-0.25を入手。/usr/local/ActivePerl/bin/perl Makefile.PLしてからmake→make install
●日本語パッチ当て(実はサボってます。だってほとんど英文Spamばっかなんだもん。ちゃんと動作することを確認したら当ててみます)
●/usr/local/popfileあたりにpopfileの最新版を展開して、Proxy→POP3.pmの中の

$self->config_( ‘port’, 110 );

の「110」を任意のポート番号に書き換える。(コレを先にやっておかないと、メール鯖の番号とぶつかるので起動できない)
●dorokマシン上で127.0.0.1:8080にアクセスして、リモートからのアクセスを許可すべく設定を変える
●メールクライアントで、
サーバ名→従来のまま
ユーザID→サーバ名:従来のユーザ名
パスワード→従来のまま
POPの接続ポート→さっき変更した番号
とすれば接続OK。(ARENAは当然のようにココを変更できるんだけど、よく考えたらここいぢれるメーラーって結構特殊なような気が……。)
あとは本家のマニュアルどおり。正確にはvnc経由でアクセスしたり、いろいろやっているんですが、まあそこら辺はなんとでもなるでしょう。お好きなように。
やー、これでようやくちゃんと育てられる環境を手に入れましたよ。ロードマップによると、2004年5月にはマルチユーザーでもPOPFile使えるようになるらしいんで、楽しみっすね。

[2003-12-30追記]
ス、スゴイ。まだ100通も喰わせてないのに、それに日本語パッチも当ててないのに、数十通で一通間違えるかどうか、90%は確実に仕留めてますな。SpamAssassinには悪い(まあ、ワタシの設定がタコなんでしょう)けど、勝負になりませんなー。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です