# あ、オチもなにもなくひたすらほめてます。
# そう、おぎやはぎの内輪褒めのように。(別に私、内輪じゃないんだけどね)
まあ、こんなんなんですよ。NBonline(日経ビジネス オンライン):総合トップ
- 非主流がなんだ。ソニーの演歌はぶれていない
- 社長さん 「戦争ゲーム」をしませんか?
- 連休は標本作り
- ITの07年問題は“逃げ水”
- 職場でドイツ風「お誕生日会」はいかが
コレ、「ベスト見出し集」ではないんです。今日たまたま、こんな見出しなんですよ。すごくね?
たとえば「ソニー」と「演歌」。ソニーは元々信者が多いので、アップル同様、アンチ風味なことを書いて釣るのが常套手段ではあるんですが、そこにあえて「演歌」をぶつけるところにグッときます。
たとえば、「社長」と「戦争」。世の中のシャチョーさんの98%は戦争が大好き(当社調べ。ウソ)なので、もうこの二つのキーワードを盛り込んだだけで合格点なんですが、「社長さん」とか、「〜せんか?」といった柔らかさを入れることで、企業とは経営戦略でドラッカーでクラウゼヴィッツな孫子の兵法なのヨ的なハード感を巧みに回避しています。
たとえば、「xx年問題」。もはやギョーカイ的にはクリシェとも言えるこの言い回しに「え?逃げ水?」という新鮮さがステキです。
そして職場とお誕生日会。「会社は労働の場なのか、生活の場なのか」という、日本企業特有(なのかなあ)な問題の影をふくませつつ、「ドイツ風」ってどんなんよ、という好奇心を喚起しているわけです。どうよ、このフック、てなもんです。
ネットで定着した「釣り」もすっかり人口に膾炙した感があるわけで、エキサイトニュース(ベビーフェース)とか、イザ!(ヒール)みたいに「釣り」の作法でがんばっているコンテンツはあるんですが、NBonlineは明らかにネクストレベルに行ってる感じがします。なんというか、とにかくウマいです。NBonlineにおかれましては、ぜひとも整理部の中の人に取材した「タイトル術インタビュー」を掲載してもらいたいですね。もちろん、ステキな見出しとともに。