こちらでもちょびっと告知されていた「理科年表80周年記念シンポジウム」に竹橋まで行ってきました。Webと紙の本のあり方、「啓蒙」と「入門」、プロユースとアマチュアイズムの話など、いつかどこかで繰り返されてきた/いる議論だと思いますが、「理科年表」という具体的なモノを軸にそれらが展開されていて、なかなか考えさせられるものがありました。……ってなんか高みからモノを言ってますが、小ネタ的に繰り出されるプラスティックの吸水率の話とか、80年あまりの伝統を持つ「年表」としての面白さ(たとえば、領土が台湾におよんでいた時の、「大日本帝国」の最高峰は新高山なわけで)とかについつられて平成18年度版をまんまとお買い上げ。「雑学本」とか、そういうことじゃない、ってのは分かっているつもりなんですけどね。。休憩時間にはみなさん丸善さんの販売コーナーに群がりまくりで大盛況でしたので、みなさんもそれぞれ感じる所があったんでしょうね(それにしても年齢層高かったなあ。観衆の年齢層見て「2007年問題」とか言い出したのかなあ。まったく余談ですが、「レンズ付けたらどうスか」なんて話を売り子の方としていたら、パネルディスカッションでもおんなじような話が出てきてちょっと受けるw)。そうだよなあ天文は自然科学の中で位が上なガクモンなんだよなあと思いながら、冒頭の「暦部」を開いて早々に挫折。このページだけで分からない言葉大杉。
- (平年)←「うるう年じゃない」っていう意味か?
- 庚←「かのえ」って読めませんでしたorz
- 世界時
- ΔUT1
- 二十四節気
- 雑節
- 視赤経・赤緯
- 真春分点
- 光行差
- 天文測定位置
天文な方々は色んな言葉知っててエラいなあ。。つーか「庚」とか「二十四節気」とかってのは教養の部類ですかねえ。ま、小学校の時間割に「ゆ」って書いてあった最初の方の世代なんでカンベンしてつかーさい。一次資料(に近いもの)を読み込むチカラは必要だと思いますが、やっぱりワタシは百科全書派にはなれそうもないです。。
というわけで、石田さんおつかれさまでした。