「怒涛のLinuxネットワーク」ぱぱんだ (著)…「あ、わかった!」という気分の大切さ

私が、およそ50冊にはたっするであろうPC本購入の歴史から編み出した、「間違いのないマニュアル本の選び方」というのがありまして……まあ聴いてくださいよ、損はさせないから。それは、「本を開いて、パラパラめくって自分が今知りたいことが一箇所でも書いてあれば、その本は買い」というもの。「分かる」というのはつまり、「自分の今のレベルに合っている」ということであり、まあシアワセな出会いになる確率が多少はあるわけです。本を買うとき、「これくらいいっぱい書いてあれば大丈夫かも」「構造的に網羅して、ちゃんと作ってあるから大丈夫かも」というのは絶対にダメです。それは、自分自身に見栄をはっている人が自分をだます時の常套手段ですから(実話)。ま、逆に言えば、世のマニュアル本というものがいかに本質的に役に立たないか、という話でもあるんですけどね。

Linuxインストーラーから脱却した人、しつつある人はこの本で、「知りたいこと」にかなりの高確率で出会えるはず。(太鼓判)

この本のエライところは、筆者の日常やサラリーマン生活が透けて見えるようなリアル感が感じとれるところ。筆者のサイトでは「皮膚感覚」と表現されていましたが、「あークライアントのホスト名を数字で統一させて、スクリプトで一気に命名したんだろな」とか、「仕事さぼって自宅鯖に入るために噸寝リングツール使ったんだな」といった情景を想像しながら、リニアに読み進めていくことでサーバ構築に必要な知識と勘どころが身に付く本なのですよ。

Linuxをインストールすることまではそんなに抵抗なくできるようになって、Apacheのコンフィグファイルを一回くらいはいじったことがあって、「ま、Linux使うんなら鯖立てないとねえ」と漠然と思っている、といったレベルの人なら使いこなせるでしょう。うまくいけば、ワタシのように学習曲線がグワワと上向くためのきっかけになるかもしれません。

ま、おしむらくは
●Kondaraベース
●結構Linuxconfに頼っている
●kernel2.2ベースなんで、ルーティングまわりはちょっと厳しい
●ブロードバンド時代になって、「PCでルータ」というのはちょっとコスト的にもパフォーマンス的にもオイシクなくなってきている
といったところですかね。

●Vineベース
●kernel2.4ベース
●webminで導入させてから、viで編集させる

といった改訂をするだけで、今でも十分通用する本だと思うんですけど。

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