入隊十五日目

えっ、まだやってたの? ええ、やってます。タマに。

……ということで、忘れた頃に気付いたジャブの打ち方。伝統武術系をかじった人ならだいたい気付いていると思いますが、ビリー隊長の動きは伝統系のカラテの動きを多くつかっています。で、フツーに「ジャブ」とか「ワンツー」とか言ってますが、身体の使い方がボクシングと真逆です(多分)。

●漏れが考えるボクシングのジャブ(オーソドックス)

・左手前、左足やや前
・腰を左に切る
・肩が引ける反動で、左手が最初にあった位置から振り出される
・腰を右に切る(腰つーか、腹筋〜胸筋かな)
・左手が引き戻される

もちろん、スピード命だから、腰をグルングルン回すわけではないのですが、こういうイメージで打たないと、もろ手打ちになってしまうはず。
で、この打ち方だと、足は動かないんですね。むしろ、歩いている→止まる←ここで打つ、みたいな感じ。

しかし、ビリー隊長の動きでは、打ち終わりで右足のかかとが上がっている。従前の打ち方だと、打ち終わりは筋肉で「壁」を作って拳を急停止(引き戻し)させなければいけないので、カカトが浮くなんてことはあり得ないわけです。だから、「ジャブ(前進)→ジャブ(前進)→ジャブ(前進)」とか言われると「やりにくいなあ」とか思っていたわけです。なんか、「弾んで!」とかいってるし、力入れづらいし。

「ビリー隊長のジャブにはリアリティがない」
そう思っていた時期が漏れにもありました。(AA略)

しかしある日、ふと「ビリー隊長の蹴りはあれだけ伝統風なのに、パンチだけはボクシング風、などということがあるのだろうか」という疑念が湧き、あらためてジャブ(と称しているもの)の動きをしかと見てみると、全然上述の動きではないことに気付きました。

●ビリー隊長風「ジャブ」の打ち方(同じくオーソドックス)
・左手左足前。つま先と踵のそれぞれ四点を意識
・右足を、爪先を軸に外旋。踵をスライドさせて身体を前に送る(左足は爪先を軸にやや内旋するか、半歩弱くらい踏み出す)
・左腰、というかむしろ尻を前に突き出すイメージで
・同時に左拳を振り出す
・右踵が着地すると同時に打ち終わり
・重心の移動で拳を出すだけなので、上半身はほとんど力まない。肘も伸ばし切らない(「伸ばすと首に来る」って隊長も言ってるし)

……というわけで、うむ、これなら「弾んで」打てますな。なるほど、井桁を崩すような動きなのですね。納得。
スピードは出せないかもしれないけど、距離は稼げるし、身体を使う上で効率もよさそう(ボクシングのリングで使ったら一発も当たらなそうだけど。。)。なかなか奥が深いですなー。

[2008-02-22追記]
「カカトが上がるのはあり得ない」のは言い過ぎ。フットワークしているときはカカトが常に上がっていることの方が多いですね。ただ、ベタ足で打ち始めたとしたら、打ち終わりにカカトが上がる、というのはやっぱりあり得ない。やってやれないことはないけど、すごいやりにくい。上がっていたら上がりっ放し、ベタ足ならそのまんま、というのが正確な表現、かな。
で、ビリー隊長の場合は、カカトは外旋した結果として、上がっている。明らかに動きの系統が違う、というわけです。

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