「プロジェクト」というものの解釈を激しく勘違いしていたかも。「プロジェクト=複数のステップからなるもの」と漠然と考えていたんですが、「原典」に明確に定義されてますね。
私は、プロジェクトを、望ましい結果を出すための、一つ以上の行動ステップを必要とするもの、と定義します。(「仕事を成し遂げる技術」より)
えーと、何が違うかは「原典」を良く読んでいただくとして、「プロジェクト」についての誤解の話。いみじくも前回のエントリで
(プロジェクトがそれなりに大きくなったら共有している社内PukiWikiに書くだろうし)
とついうっかり書いてしまったように、「プロジェクト」を何かフォルダのようなイメージでとらえていたんですね。GTDTiddlyWikiの使い方を模索している時に、どうしてもwiki独特の「どんどんページが増やせる機能」をどう使うのか、というアタマになっていたのもよろしくなかったようです。
「プロジェクト」は、いろんなものを詰め込んだ袋、ではなく、一つ以上のものが入っている袋に貼るラベルなんですね。(うーむ、例えがよけいわかりにくいような。)
ただし、「原典」から引用した部分だけだと、すべてのアクションは無限に細分化できるんで、すべての行為は「プロジェクト」になってしまいます。実際には、身の回りのあまた多くのものごとを「具体的なアクション」に落とし込むことがGTDの重要な要素ですから、そうなってくるとある行為が「プロジェクト」なのか「アクション」なのか、は随分と恣意的になってしまいますね。実際は、時間的・空間的・人的リソース等々の制約で、ある行為を複数のアクションに分割する一方、その「ループが閉じていない」ことが心理的負荷になりそうなとき、「まだ終わってない(けどここに書いてある)からね」と自分に教えるためのブイのようなものとして「プロジェクト」を使えばいいのではないか、と気づいた午前4時。さて、「階段を上って」「歯を磨いて」「布団に入る」か。(壮大なプロジェクトが今始まる)